価格が移動平均線(MA)を上抜け/下抜けした時、エントリーします。
名称
日本語名 | 英語名 |
---|---|
価格と単純移動平均のクロス:買いエントリー | MovAvg Cross LE |
価格と単純移動平均のクロス:売りエントリー | MovAvg Cross SE |
※ 日本語名はチャートに「ストラテジーの挿入」で追加する時に。英語名はTradeStation開発環境の「開く」から各ストラテジーのコードを見たい時にどうぞ。
エントリー条件と表示例
以下、ストラテジーの設定が
初期設定(入力パラメータが初期値)の時の動作になります。
また、見やすいように、
”エントリーから5足経過後”で強制決済しています。
(「経過足数:買い(売り)エグジット」を使用)
買いエントリー
終値が移動平均線を下から上に抜けた時、
次の足の寄付きに成行注文で買いエントリーします。
売りエントリー
終値が移動平均線を上から下に抜けた時、
次の足の寄付きに成行注文で売りエントリーします。
入力パラメータ
買いエントリー/売りエントリー、共通です。
パラメータ名 | 意味 | 初期値 |
---|---|---|
Price | 判定対象の価格 | Close |
Length | 移動平均線を計算する期間 | 9 |
ConfirmBars | 条件を満たした足が何本続いたらエントリーするか? | 1 |
メモ
「Price」は移動平均線計算と条件判定価格で共通
上抜けを判定する対象の価格と、移動平均線を計算する価格で、共通して利用されます。
ですので、例えば以下のようなケースでは、別途EasyLanguageを作成する必要があります。
・移動平均線の計算は終値で行なう
・判定に用いる価格は高値や安値で行なう(例:高値が移動平均線を上抜けた、など)
「ConfirmBars」でエントリータイミングをずらす(ダマシ防止)
移動平均線を上抜け/下抜けしても、すぐにまた戻ってきてしまう場合は多くあります。(いわゆる“ダマシ”)
これをなるべく防ぐために用意されているのが、入力パラメータ「ConfirmBars」です。
このパラメータを用いると、例えば価格が移動平均線を上抜けてから、
【一定足数の間ずっと上にあれば(=移動平均線の下に戻ってこなければ)】
エントリーする・・という設定にできます。
初期値は「1」なので、価格が移動平均線を上抜ければすぐに次の足でエントリーされますが、「2」にすると上抜け後1本待ってエントリーが入ります。(上抜け後、次の足でまた価格が移動平均線の下に戻ってしまえば、エントリーはされません)
買いと売りを両方設定すると”ドテン売買”に
トレードステーションでは、現在保有しているポジションと逆のエントリーストラテジーが入ると、現在のポジションが自動決済され新たにエントリーが入ります。
なので、
「価格と単純移動平均のクロス:買いエントリー」
「価格と単純移動平均のクロス:売りエントリー」
の両方をチャートに設定すると、買いと売りを繰り返す、いわゆる”ドテン売買”の動作になります。