固定幅ロスカット:エグジット

エントリーが発生した足において、価格指定による損切り用の逆指値注文を行なえるストラテジーです。

「エントリー条件を満たした足」ではなく、「エントリーが発生した足」である点が重要。

名称

日本語名 英語名 備考
固定幅ロスカット:買いエグジット EntryBar $ Stop LX (買いポジションのみ有効)
固定幅ロスカット:売りエグジット EntryBar $ Stop SX (売りポジションのみ有効)

※ 日本語名はチャートに「ストラテジーの挿入」で追加する時に。英語名はTradeStation開発環境の「開く」から各ストラテジーのコードを見たい時にどうぞ。

決済条件と表示例

エントリーは任意の足において、
買いまたは売りの成行で100株を売買しています。

パラメータは以下の設定で動作させています。

CurrencyStopAmount 意味
100 エントリーと同時に、前の足の終値より100円安い(売りの場合は高い)価格で逆指値注文する(エントリー足のみで有効)

※ 各パラメータの詳細については下の「入力パラメータ」を参照ください。

買いポジションの決済

買いエントリーが発生した足でのみ、
前の足の終値より100円下に逆指値の買い手仕舞い注文を入れます。

売りポジションの決済

売りエントリーが発生した足でのみ、
前の足の終値より100円上に逆指値の売り手仕舞い注文を入れます。

入力パラメータ

パラメータ名 意味 初期値
CurrencyStopAmount 逆指値の注文価格を前の足より何円下(売りの場合は上)に設定するか? 1

メモ

目的は「エントリーした足での損切り設定」

EasyLanguageでは基本的に「条件を満たした次の足(next bar)で注文」する事になるため、
エントリーを確認してから損切り設定をすると、場合によっては足1本ずれてしまう事があり、
エントリーした足の中で株価が急落した時に対応できないケースが発生してしまいます。

それを防ぐために、エントリーと同じタイミングで逆指値の損切注文を入れられるのが、本ストラテジーになります。

ギャップ発生に注意

ルール上、前の足からギャップ(窓開け)が発生した時は、エントリーと同時に即逆指値注文が執行される事になります。

例えば以下の例は、2018/1/4の寄付きで売りの成行注文が入っていますが、前の足から大幅にギャップアップしており、寄り付き時点で終値+100円を上回っているため、エントリーして即決済となっています。

EasyLanguageコードの読み方

本ストラテジーは、EasyLanguageコードを読んでみても
シンプルなのに何をやっているのかよく分からない・・と思われる方が多いと思います。

以下の流れをイメージしてもらうと、少し分かりやすくなるかもしれません。

<1. エントリー条件を満たさない足:終値250円>
・249円で「次の足で買い手仕舞いの逆指値注文」とする(が、買いポジションが無いので何も起きない)

<2. エントリー条件を満たした足:終値300円>
・エントリー系ストラテジーの方で、「次の足で成行などの注文」とする
・299円で「次の足で買い手仕舞いの逆指値注文」とする

<3. エントリーが実行された足>
・成行などのエントリー注文が実行される
・買いポジションを保有したので、299円で買い手仕舞いの逆指値注文が実行される