固定率ロスカット:エグジット

エントリーが発生した足において、割合指定による損切り用の逆指値注文を行なえるストラテジーです。

「固定幅ロスカット」と異なり、エントリー以降の足では、「割合(パーセント)エグジット」のように逆指値ではなく指定した割合%の含み損に達したら即決済されます。

名称

日本語名 英語名 備考
固定率ロスカット:買いエグジット Percent Stop LX (買いポジションのみ有効)
固定率ロスカット:売りエグジット Percent Stop SX (売りポジションのみ有効)

※ 日本語名はチャートに「ストラテジーの挿入」で追加する時に。英語名はTradeStation開発環境の「開く」から各ストラテジーのコードを見たい時にどうぞ。

決済条件と表示例

エントリーは任意の足において、
買いまたは売りの成行で100株を売買しています。

パラメータは以下の設定で動作させています。

方向 StopLossPct 意味
買いエントリー .005
.05
ポジション未保有~エントリーした足まで:前の足の終値よりStopLossPct%低い位置に逆指値の損切り
エントリー以降の足:含み損がエントリー価格のStopLossPct%に達したら即決済
売りエントリー .01
.03
ポジション未保有~エントリーした足まで:前の足の終値よりStopLossPct%高い位置に逆指値の損切り
エントリー以降の足:含み損がエントリー価格のStopLossPct%に達したら即決済

※ 各パラメータの詳細については下の「入力パラメータ」を参照ください。

買いポジションの決済

エントリーが発生した足までは、
直前の足の終値から指定%低い価格に逆指値の買い手仕舞い注文を入れます。

エントリーが発生した足より次の足以降では、
含み損がエントリー価格の指定%に達したら、即決済されます。

エントリー足で損切りされるパターン(StopLossPct=.005)

エントリー足より後の足で損切りされるパターン(StopLossPct=.05)

売りポジションの決済

エントリーが発生した足までは、
直前の足の終値から指定%高い価格に逆指値の売り手仕舞い注文を入れます。

エントリーが発生した足より次の足以降では、
含み損がエントリー価格の指定%に達したら、即決済されます。

エントリー足で損切りされるパターン(StopLossPct=.01)

エントリー足より後の足で損切りされるパターン(StopLossPct=.03)

入力パラメータ

パラメータ名 意味 初期値
StopLossPct 損切りの設定を何%にするか? .05

メモ

「固定幅ロスカット」と名前は似ているが、動作はやや異なる

決済ストラテジー「固定幅ロスカット」と名前が似ていますが、
固定幅ロスカットはあくまで「エントリーした足で逆指値の損切りを入れる」ことを目的としているため、
エントリーした足の次の足以降では、逆指値は入りません。

一方、本ストラテジー「固定率ロスカット」は、
エントリーした足で逆指値の損切りが入るのに加えて、
それ以降の足でも指定%の含み損発生で即決済(ロスカット)されます。

つまり、エントリー足より後の足では
「割合(パーセント)エグジット」と同様の動きになる、ということになります。

動作の違いに、ご注意ください。