【画像解説付】トレードステーションのスキャナー機能で「直近数日中に移動平均線ゴールデンクロスが発生した銘柄」を数十秒でスクリーニング(抽出)する手順

例えば「昨日移動平均線のゴールデンクロスが発生した銘柄」など、特定のテクニカル指標でサインが発生した銘柄を探したいような場合、あなたはどのようにしていますか?

もしかするとこれまでは、2本の移動平均線(5日と25日など)が入ったチャートを1つ1つ見ながら確認していたかもしれません。

トレードステーション(TradeStation/トレステ)の「スキャナー」を使うと、指定した条件を満たす銘柄を自動抽出してくれるので、「直近数日で移動平均線のゴールデンクロスが発生した銘柄」なども数十秒で調べる事ができてしまいます。

ここでは、実際にトレードステーションでスキャナーを利用し銘柄抽出するまでの手順を、キャプチャー画像を交えながら解説していきたいと思います。

設定手順

1. スキャナーの追加

トレードステーションを起動し、ワークスペースを開いている状態で「トレーディングアプリ」から「スキャナー」をクリックして追加します。

「スキャナー」が追加されます。

(下の画面では色々表示されていますが、初めて使う時は何も表示されないと思いますので、真っ暗な画面になっていても大丈夫です!)

2. スキャナーの条件を作成

「スキャナー」は、まず最初にどんな銘柄で条件抽出するのか?を設定します。設定しておけば、以降はボタンをクリックするだけで設定した条件で銘柄を自動で抽出(スクリーニング)してくれます。

まずは「スキャナー」左下の「挿入」ボタンをクリック。

条件の「名前」を適当につけましょう。ここでつけた名前が、スキャナーに常時表示されます。

”どの銘柄を検索対象とするか?”を設定できます。ここでは「全銘柄」にしてみます。「ユニバースに含めるシンボルリスト、またはカスタムシンボルリストを選択」をクリックして「全銘柄(日本)」を選択。(※ 他に、「日経225銘柄のみ」「東証1部のみ」「特定業種のみ」「自分で用意した銘柄リストのみ」などに設定する事も可能です)

続いて、条件設定画面になります。条件を1つ1つ設定する事も可能ですが、やや複雑なのでまずは左上の方にある下矢印をクリックし、トレードステーションが予め用意してくれている「条件セット」を使ってみましょう。

今回の「直近数日で移動平均線のゴールデンクロスが発生」という条件も、【ゴールデンクロス達成】という名前の条件セットが用意されています。【ゴールデンクロス達成】をクリックしてみると・・

以下のように、自動で色々追加されます。
(初期設定では5日と25日の移動平均線クロスを検知してくれます)

これで設定は完了なので、右下の「実行」ボタンをクリックすると、初回のスキャンが開始します。

PCの性能などによりどのくらい時間が掛かるかは変わりますが、今回の条件であれば数十秒~数分で終わるはずです。

3. スキャン結果の内容について

左側に作成した条件の名称、右側にスキャン結果が表示されます。

右側のスキャン結果には、1行1銘柄で様々な列情報が表示されています。

この列情報は設定した条件により表示される内容が変わります。今回の【ゴールデンクロス達成】の場合、価格や出来高、変動率などが表示されますね。

右から4列目と3列目の「Golden Cross ..」という列の意味ですが、右から4列目については常に「真」と表示されるので、特に気にしなくてOKです。

右から3列目が一番分かりにくいと思うんですが、これが実は「いつゴールデンクロスが発生したか?」になります。

表記がEasyLanguage(トレードステーション専用のプログラミング言語)で使用する独特の日付になっているのでややこしいのですが・・

「1,180,706」=>「2018/07/06」という意味になります。

なので、この列に「1,180,706」と表示されていれば、2018/07/06に(その前日である2018/07/05から)ゴールデンクロスが発生した、ということになります。

初期設定では直近5日前まで遡ってゴールデンクロス発生を検知できるようです。

設定のカスタマイズ

スキャナーで抽出した銘柄のチャートを見るには?

上の画像でもスキャナーとチャートを両方表示させていますが、それぞれのウィンドウの右上に「S」というマークが緑色になっていると思います。

これは「シンボルリスト」という機能で、これを設定しておけば同じ色の「S」が”銘柄連携”します。

スキャナーとチャートをこの設定にすれば、スキャナーの銘柄コードをクリックするだけでチャートの銘柄も切り替わるので非常に便利です。

設定方法は、スキャナーとチャートを表示させた状態で、右上の「S」をクリックするだけ。初期では灰色になっていると思うので、クリックして緑色になればOKです。

移動平均線を他の日数にしたい時は?

条件設定の画面で、行「ゴールデンクロス」の左端にある+マークをクリックし、表示される中の「FastLength」と「SlowLength」にそれぞれ日数を設定してください。行「ゴールデンクロス」は2つありますが、両方設定する必要がある点に注意。

さらに日数を遡って探したい時は?

同じく行「ゴールデンクロス」(今度は1つめの「ゴールデンクロス-アラート」のみでOK)から、「AlertIfBarsSinceCrossLessThan」の値に遡りたい日数を設定してください。未確認ですが遡れる限界日数はあると思います。

まとめ

いかがだったでしょうか?

トレードステーションの「スキャナー」を使うと、他にも様々な条件で銘柄を抽出できます。

銘柄スクリーニングツールは他にもありますが、トレードステーションのスキャナーはかなり細かいところまで設定できる高機能なものです。

また、今回は初期で用意されている条件セットを利用しましたが、条件を1つ1つ設定することで、自分で決めた条件(価格がこの範囲で最近の平均売買高がこれ以上で・・など)で銘柄スクリーニングすることが可能です。

また、トレードステーション専用プログラミング言語であるEasyLanguageを習得すると、スキャナー抽出用の複雑な条件をプログラム化して自分だけの独自条件で銘柄スクリーニングすることも可能になっています。

トレステのスキャナー機能は、システムトレード(シストレ)に関心のある方だけでなく、裁量トレーダーの方でも活用できる機能ですので、ぜひ使ってみてください。

マネックス証券

トレードステーションはマネックス証券に専用口座を開設することで利用可能になります。

左の画像をクリックすると、トレードステーションで使える機能の詳細と口座開設方法について記載された公式ページが表示されますので、興味のある方はぜひ確認してみてください。

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