トレステの「ショウミー」とは何か?EasyLanguageで自作するメリットについて

トレステのチャートには「ショウミー」と呼ばれるプログラムを設定できます。「ショウミー」を利用すると、目視では確認しづらい複雑な条件を簡単に確認できるようになります。

本記事では、トレステの「ショウミー」とはどういった機能なのか、またEasyLangugaeでショウミーを自作するメリットについて、まとめました。

ショウミーとは何か?

ショウミーをひとことで言えば、「指定の条件にヒットした足へマーク(印)をつけてくれる」機能になります。

チャートにショウミーを設定すると、そのショウミーに定義されている条件を満たしている足に、丸印などのマークを表示してくれます。(現在の足だけでなく、チャート上に表示している期間すべての足で自動的に条件をチェックして表示)

トレステ標準搭載ショウミーの例

トレステにはいくつかのショウミーが標準で搭載されており、チャートから簡単に追加することができます。

ここではいくつかの標準搭載ショウミーをご紹介したいと思います。

連続上昇バー/連続下落バー

指定価格が指定回数以上連続で上昇/下落した時に印(マーク)をつけてくれるショウミーです。

以下の画像は、終値が連続で3回以上上昇中の足に黄色い丸印を、終値が連続で3回以上下落中の足に白い丸印を、それぞれ表示させた例になります。

赤三兵または黒三兵

赤三兵または黒三兵が発生した時に印(マーク)をつけてくれるショウミーです。

以下の画像は、赤三兵が発生した足に黄色いクロスマークを表示させた例になります。

日中基準の高値更新/日中基準の安値更新

こちらのショウミーは日中足用で、本日の高値/安値を更新した時に印(マーク)をつけてくれるショウミーです。

以下の画像は、15分足において本日高値を更新した足に黄色い丸印を、本日安値を更新した足に白い丸印を、それぞれ表示させた例になります。

ショウミーを利用するメリット

複雑な条件を目視でチェックしやすい

ショウミーの良い点は、複雑な計算が必要な条件も自動計算してマーク表示してくれる点です。

先にご紹介した「連続上昇バー」であれば目視でも確認できるとは思いますが、もっと複雑な条件になると

また口述しますがEasyLanguageで自作ショウミーを作成できるようになると、自分がチェックしたい複雑な条件を非常に簡単にチェックできるようになります。

場中にもリアルタイムで判別しやすい

ショウミーで判定する価格は、場中であればリアルタイムの価格になります。

判定に終値を利用している場合は「現在値」で判定してくれるため、例えば先にご紹介した「連続上昇バー」をチャートに設定しておくと、連続上昇3日目の最終日では、現在値が前日終値を超えればショウミーが点灯しますが、場中に現在値が前日終値より下になってしまったらショウミーは一旦消えます。

場中の条件判定状況をリアルタイムに監視したい時も便利です。

レーダースクリーンやスキャナーでも活用できる

実はショウミーは「レーダースクリーン」や「スキャナー」でも利用する事ができます。

レーダースクリーンでショウミーを利用すると、レーダースクリーンに登録した最大2,000銘柄の中から「指定した条件に今まさにヒットした」銘柄を簡単に探すことができます。

またスキャナーでショウミーを利用すると、全銘柄の中から今条件にヒットしている銘柄を抽出することができます。

チャートだけでなくレーダースクリーンやスキャナーでもショウミーを利用できるようになると、銘柄監視や銘柄抽出において大きな武器となるでしょう。

EasyLanguageでショウミーを自作するには?

トレステで利用できるプログラミング言語EasyLanguageを利用すると、自分の好きな条件でマーク表示する独自のショウミーを作成することが可能になります。

「テクニカル指標のサインが出ていて、かつ現在のローソク足が陽線で、さらに出来高が直近●日平均の●倍以上で・・」といった条件も、自作ショウミーを作っておけば、チャートに設定するだけでどんな銘柄でも簡単に条件ヒットした日を過去に遡ってチェックできますし、もちろんレーダースクリーンやスキャナーでも利用できます。

条件式の作り方もそれほど難しくはなく、ルールさえ覚えてしまえば簡単です。例えば「本日終値が前日終値より大きいかどうか」を判定するための条件式は、以下のように書けます。

Close > Close[1]

Closeが「本日終値」という意味で、Close[1]が「前日終値」という意味。これらを不等号を使ってどちらが大きければよいか判別しています。

興味のある方はぜひEasyLanguageにもチャレンジしてみてください。

プログラミングは難しそう・・という方へ

EasyLanguageは他のプログラミング言語に比べれば習得しやすいものではありますが、それでもやはり未経験の方にとってはハードルが高いと感じるのも事実だと思います。

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それでは。

2020年1月20日と3月8日にマネックス証券さんで、EasyLanguageに関するオンラインセミナーを実施させていただきました。第2回セミナーは「ショウミー」になりますので、自作ショウミーを体験してみたい方はぜひご視聴ください。

【プログラミング未経験でもOK! 「1行コピペ」で始めるEasyLanguage入門】

(第1回:インジケーター編)
https://www.youtube.com/watch?v=qakn4IqRLVQ
(第2回:ショウミー編)
https://www.youtube.com/watch?v=_JdQDK5Lu0c

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